ボンジュー!
前回の投稿から2ヶ月経ってしまった…!
何をしていたかは追々お話しするとして、とりあえず!元気に過ごしています〜^^
すこーし時間ができたので、この2ヶ月ほどの出来事を書きとめておきたいと思います。
8月|Belayeでの音楽祭・フランス語一歩前進
8月前半はフランス南西部に位置する Belaye というところで開催された音楽祭に行ってきました。
1週間毎日村の教会でコンサートが聴けるというだけで至福なのに、コンサート前には大チェリストのロラン・ピドゥー氏が指導するリハーサルを見学できるとあって、毎回教会の中は溢れんばかりの人たち。
フランス国内外で活躍中の若手音楽家たちの演奏を聴くことができて、とってもしあわせでした。
実はわたしは音楽祭に参加する夫の付き添い、ということでミュージシャンの方々と一緒にご飯を食べたり演奏を聴いたり。練習期間を含めて10日間ほど、完全なるフランス語ネイティブに囲まれての生活!自分から話しかける、会話に入るといったことはほとんどできなかったけれど、それでもフランス語を浴びに浴びた日々の収穫、これがとても大きかったのだな。
音楽祭から帰ってきて、もちろんくったくたで丸2日ほどじゅうぶんに休んで(笑)、ふと勉強用に登録してたYoutubeチャンネルをみると、、、あれ、フランス語のリズムがとても心地よい…!そしてもっとびっくりしたのが、これも慣れのためにもともと見ていたフランスのドラマを流してみると、、、これまでよく分からない音声にしか聞こえなかったのが、文章になってはっきり聞こえる!!
もちろん全部クリアに理解できるわけでは到底ないのだけれど、まるで毎日テスト勉強をしていたような心地から「だれかとコミュニケーションをとる」という状態にアップグレードできた気がして、とても嬉しかった!
9月|語学試験受験準備、コンサート、準備
9月に入ってまず、これから先半年のなんとなくの計画を立てました。
そのなかでもメインになるのが、「語学試験」。フランス社会で求められる語学レベルに達して、その証明書を得ることが今後の学業や仕事のうえでは必須になる。ということで、まずは10月に試験を受けることに決めて、勉強を開始しました。
実はこのときパリ市の市民講座に申し込んでいて、うまいこと通ったら10月から通えるという状態だったため9月は1ヶ月間フリー。朝起きて勉強、疲れたらおさんぽ、また勉強、、みたいな日々を送っていました。さすがにしんどかった。
10月の試験は「TCF」といって、”3級”などの水準にたいする合否が出るのではなく、「○点獲得、あなたはこのレベルです」と受ければ何らかのレベルの証明になるもの。さらにリスニング、読解、口頭試験、作文と項目ごとにレベルがわかるから、一度も試験を受けたことがないわたしにとってどの分野が欠けているかが一目瞭然なのだ。
さて、そんな日々のなかでもやっぱりコンサートには行かなくちゃ。
パリ管、パリオペラでオーケストラの音楽をたっぷり浴びたのち、9月の終わりに行ったのが「能と狂言」の舞台!人生で初めての伝統芸能鑑賞でした。日本にいたときからいつか行きたいと思っていたのが、まさかパリで叶うとは。母国の伝統芸能のセリフを英語とフランス語で解読するという、なかなかに不思議な体験だったけれどとにかく面白かった。
日本に帰ったときチャンスがあれば観に行きたいな。
10月|市民講座開始・いよいよ試験
さてさて、低価格で人気すぎて抽選漏れ多発と聞いていたパリ市の市民講座、なんと希望がまるっと通って無事通えることになりました。ほんとに抽選とかあるのか…と疑うほどのスムーズさだったのだけど、学校が始まってから先生が「申し込みめちゃ多いんだからあなたたちラッキーよ」って言ってたから本当なのだろう。
6月に通った私立の学校とはうってかわり、「les cours d’adultes」(大人のための講座)という名の通り社会人がほとんどで、母国もアメリカ、ブラジル、ロシア、中国、ベトナム、、、とさまざま。わたしのクラスは在仏歴が長い人も多くてどんどん発言するし、自分の学びのために来ているだけあってみんな真剣、先生も大学で言語学を修得していて+αの知識をたくさん教えてくれる。…これで格安なのだから、そりゃあ人気だよね。
そう、ここでふたたび直面する積極性問題。今度は20人ほどの規模でガンガン発言する猛者が何人もいるからキビシイ闘いだけども、せめて「誰かやりたい人〜?」と声がかかったときは手を挙げることを目標に。間違えてもいいのだ、この精神がとても大切。
そして10月半ばにはついに初めての語学試験を受けてきました!語学の試験は中学の英検以来と考えると、、、15年ぶり!!!なんてこった。
前々日に渡仏以降もっとも体調を崩して学校を休み、前日も怠さのなか緊張しすぎてほとんど眠れず、なかなかのコンディションで臨みましたがなんとかかんとか終わりました。
結果はまだ届かないけれど、自分に足りない要素がよーく分かった。ここ1ヶ月半ほどのよい目標になったし今後の勉強プランも明確になったし、試験というものの恩恵をじゅうぶんに受けられた。年内にもうひとつ受けたい(今度は合否が出るもの)と思っているので、またそれに向けてがんばるぞお。
というわけで、ほんとうに少しずつ少しずつ、社会に踏み出していると実感できているこの2ヶ月。
口頭試験の試験官にも「この調子で頑張れ!」とエールをいただいたので、引き続きフランス語の強化をとことん頑張りたいと思います!
それでは、また!