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されどお水。フランスの硬水のはなし

ボンジュー!
わたしは生まれも育ちも静岡県、食卓には必ず急須で入れた緑茶、一人暮らしを始めてからも欠かさず茶葉を送ってもらっていたほどのお茶好き、、、フランスに来る前、そんなお茶(緑茶)が硬水では美味しく飲めないと聞いて、どれほど悲しくなったことでしょう、、、(実は紅茶も大好きなのですんなり諦めがつきました)

今回は、フランスに来てみて知った硬水事情についてお話しします〜!

目次

その1 味

パリの水道水は飲めるらしい。まだ直接飲んだことはないけれど、、、
我が家では直接飲む水だけ軟水を買っていて(volvicがあるよ)、ポットで沸かすお水や料理には水道水を使っています。火をいれてしまえば味はまったく気になりません。スーパーには硬水のペットボトルもたくさん売っていて一度試したことがあるのだけど、それだけで飲むとやっぱりすこし苦味があるみたい(わたしは感じませんでした)。

すっかり諦めていた緑茶は、意外にも美味しく飲めました!といってもティーバッグだから茶葉とはまた違うかもしれないけれど…でも美味しい緑茶が飲めるのはとても嬉しい!
ちなみにご飯を炊くのも硬水だけど、ル・クルーゼ氏のおかげもありとっっっても美味しく炊けてます。

…というわけで、意外にも味はそこまで大きな問題ではありませんでした。

その2 身体への影響

フランスに来てめちゃめちゃ肌荒れとかしたら嫌だな…と心配していましたが、水のせいで肌質が変わったり荒れちゃったりということは特にありません(個人差はきっとあります)。ただとても乾燥しているのでクリーム塗っても塗ってもカピカピです、、
ちなみに、硬水にはマグネシウムが多く含まれているから、お通じが良くなるなんて良いこともあるみたい。

気を付けるべきは髪の毛。硬水で洗うとバッシバシのゴワゴワ毛(?)になってしまいます。
わたしもこちらに来て2、3日目から、乾かした後の髪の毛がこれでもかというほど広がるようになって、いつもなら一晩寝ると落ち着くのだけど朝起きてもバサバサのまま、という状態に…これについては保湿力の高いシャンプーとたっぷりのトリートメント、あとは夫が奮発してくれたダイソン氏(ドライヤー)によってだいぶ改善されました。

その3 洗濯物

これがもっともビックリ。
さっきまでフワッフワだった今治タオル、一回のお洗濯で見事にパキパキタオルに早変わり、、、そういえば夫のシャツたちも、いろんな素材、手触りのものがあったのにみんな同じような固さの布地になっていました…。かなしい。
硬水の影響として、手触りだけでなく色落ちも結構ひどくて、こちらでは黒系、白系、多色系など色別の洗濯洗剤が売っています。白いタオルはどんどんグレーになっていきます…!

これに関しては、柔軟剤を多めに入れたり、大事な服は手洗いしたりして対策。
柔軟剤では気持ち柔らかめになったし、手洗いすればほとんど気にならない程度には仕上がります。

硬水の影響でもうひとつ。洗濯するとき、洗剤や柔軟剤とは別にタブレット状の薬剤を入れるのだけれど、これがないとカルキが詰まって洗濯機がダメになってしまうとのこと。ミネラルたっぷりのお水、と聞くとなんだか良いことばかりありそうだけど、こんな弊害もあるのね。


と、こんな感じで、今のところ「生活スタイルを大きく変えないと適応できない」というほどの違いはないにせよ、生活するなかでふと「これが硬水か…」と感じることもある。日々の暮らしに欠かせない”水”が生活文化に与える影響はそれなりにあるんだろうなぁ。

ちなみに、ヨーロッパなど硬水地域に滞在する予定がある方は、いきなり硬水をガブガブ飲まない方がいいそうなのでご注意を。軟水と比べて多すぎるマグネシウムで、人によってはお腹を下してしまうそうです。

一時帰国のときに茶葉を買って、急須で入れるお茶の味を確かめてみるぞ!
それではこのへんで。

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